利根運河

立春を過ぎて温かい週末、洗濯を済ませて気温が上がる9:00頃に出撃するつもりが、10:00を過ぎてしまった。1月3日以来の久し振りC59 なので50kmくらいの軽めのつもりで江戸川に。

家を出てすぐ、ありゃっ?ギアが変わらない!

なんと、SHIMANO Di2の充電がなくなっているようだ。フル充電で1000km走れるのでずっと油断していた。引き返して1時間だけでも充電するか?でも、ちょうどフラットなコースを巡行するには、ちょっと軽めだが悪くないギアで固定されているので、このまま走ることにした。これがもし久留里八ヶ岳など峠のある遠方ならと思うと笑えないが、一度こういう目に遭っておけば今後もっと注意するだろう(笑)。

春の陽気に誘い出された大勢の家族連れを慎重に交わしつつ水元公園を抜ける。江戸川の堤防も人が多い。今日は関宿城まで行かず利根運河に入る。ここは幅が狭く飛ばすことができないし、風景ものんびりしているので今日のライドにはちょうどいい。

運河を渡る鉄橋を電車が通過する。お散歩中の地元おばちゃんに話し掛ける。
ぼく「あれは何線ですか?」
おばちゃん「東部アーバンパークラインだよ、昔の野田線の名前が変わったの」
ぼく「最近はなんでもカタカナにしちゃいますね」
おばちゃん「そうだね」
とふたりで笑う。

利根運河と利根川の合流地点

利根運河が利根川に当たるところで引き返し、往路と反対の岸を走る。今日は本当に暖かい。Lezyneの外気温は23度だ。最後はダートになったが再び江戸川に戻り下流に向かう。陽気のせいか、堤で何かを摘んでいる人々が多い。蕗の薹でもあるのだろうか。

一組の老夫婦に話し掛ける。
ぼく「なにか食べられる山草でもあるんですか?今日は摘んでる人が多いですね」
老夫婦「菜の花だよ、おひたしにするの」
ぼく「なるほど、辛し和えとかね」
老夫婦「そうそう、本当は咲かしてあげたほういいんだろうけど、柔らかいうちにね」
ぼく「美味しく食べさせていただくのと、花を楽しませていただくのと」
老夫婦「もう少ししたら一面真っ黄色になるからね」
ぼく「そうですね、ありがとうございます」
老夫婦「はい、気を付けてね」
ウイルス騒動でソーシャルディスタンスとか煩く言われる世の中でちょっとホッとする。

お約束の復路の向風に苦しみつつ、軽めの固定ギアでクルクル回して気持ちよく走る。
春はもうすぐそこだ。

この堤が菜の花でいっぱいになる

本日の走行距離  66.4 km
2020年7月26日からの累積  1820.01 km
寄付予定額  18,200.10 円

2021年の累積走行距離  168.4 km