またまた久し振りのC59ライドになってしまった。10月9日(142km)、11月19日(112km)、そして今回の12月18日(60km)と月1回ペースに陥り、しかも走行距離も減っている。言い訳は色々あるが、まぁ、プロの競技者ではないので、走りたいときに走りたいだけ走るでいいではないか・・・ははは。

今日は草加市にある日直商会の倉庫でやっている期間限定試乗会の最終日ということで、De Rosa 好きのF氏の提案でM氏も11:00に集合。COLNAGO 好きのぼくとしても De Rosa は双璧を成すと思っているので興味津々で De Rosa に乗せていただいた。残念ながら、ぼくは駐車場をグルグル走っただけでその特徴を認識できるほどの専門家ではないが、少なくともC59になんの不満もないことは再認識できた。

日直商会は創業者の日向直次郎の名前から2文字を取って1908年に創業、欧米の自転車部品の輸入~組立~販売の老舗である。日本における実用車からスポーツ自転車の普及、自転車文化の醸成に尽力してきた。日直商会が1970年代に最初に輸入した De Rosa はそのとき De Rosa で修行していた長澤義明氏が梱包して日本に発送していたというエピソードをどこかで読んだ記憶がある。その出典を確認しようとしたが見つからないので、とりあえず、ぼくの記憶が正しければ、としておこう。

草加市の日直商会の次に水元公園と江戸川を経由して江戸川区南小岩の Kiyo Miyazawa を訪れたのは、De Rosa 好きのF氏が今日は ヴィンテージな Rossin に乗って来たからだ。Mario Rossin は COLNAGO でチーフビルダーをやっていて、Eddy Merckx がアワーレコードを樹立したフレームは Rossin の作品だと言われている。COLNAGO から独立して立ち上げた Rossin で1970年代に修行していたのが Kiyo Miyazawa の宮沢清明氏である。F1先行と言われ、中野浩一(福岡35期)の引退を早めたと言われる吉岡稔真選手(福岡65期)の愛機としても有名である。三連勝 3RENSHO やNAGASAWA や Nakagawa と並ぶ憧れの Kiyo Miyazawa を、吉岡稔真が笑っていいともに出演した際にタモリにプレゼントし、タモリが跨いで足がつかないと変なポーズでおどけていたのがあまりに猫に小判でやたら腹が立ったのを覚えている。

そんな Kiyo Miyazawa に Rossin に乗って訪問したいというF氏について行ったが残念ながらお休みだった。定休日なのか臨時休業なのかわからないが、主なお客さんが競輪選手としたら、競輪の開催は金土日なので、むしろ週末は休みでいいのかもしれない。イタリアの田舎にある工房を彷彿させるようなお洒落な外観と写真を撮って荒川に向かう。

荒川に出たところで解散してぼくは少し河上に向かって走り、小菅の拘置所の横を抜けて家路についた。今日は寒かったが冬の澄んだ青空の下、超マニアックなお二人の蘊蓄を聴きながらの楽しいC59ライドだった。

#COLNAGO #コルナゴ #De Rosa #Rossin #Kiyo Miyazawa

本日の走行距離  60.9 km
2022年7月26日からの累積走行距離 804.0 km
寄付予定額  7431円
2022年1月1日からの累積走行距離 1724.90 km
2020年7月26日からの累積走行距離 5753.11 km