左岸からスカイツリーを見る

午後14:00に絶対に外せない所用があるので軽めの70kmをなんの気紛れか久し振りに荒川で走るが、すぐに後悔した。江戸川は土手の上を走るが、荒川の大部分は河川敷と同じレベルで走る。草野球やサッカー等々の人々が多く非常に走りにくい。ぼくも昔々、仲間と草野球をしていたので、河川敷で草野球を楽しむのはとても良いことだと思うが、周りを全然見ていないで行ったり来たりする人は危ない。

それと、自転車を降りないと安全に通れない車止めが無数にあって気分が乗らない。車止めでは双方の接近具合で、自分が待つか先に行かせていただくか、タイミングが難しいときがあるが、いずれにせよ、譲ってもらった方が軽く会釈するとお互い気持ちがいいのだが、ツンとしてなんの反応もない人もいる。それは自転車に乗っている時だけではなく、街中や駅などの人混みでも、道を譲られてもそういう人は当たり前のようにツンとした顔をして通り過ぎていく。ま、べつにいいんだけど・・・。

岩淵水門 ここから墨田川が枝分かれ

今日は軽く岩淵水門まででいいかと思っていたら、ぼくの記憶よりあっと言う間に着いたので、さらに外環道や東北新幹線の下をくぐり、JR武蔵野線に到達。そこでインラインスケートを長くしたような陸上スキーを履いている人が休憩していたので少し話を聞いた。思った通りノルディックスキーの練習で、最近は雪が少ないので、昨年はひとつを除いて全部中止だった。今年はさらにウイルス騒動で厳しい状況だが、トレーニングは続けている。雪の上と全く同じというわけにはいかないが、ジムのマシンを使った筋トレでは実際に競技に使う筋肉はできないので、少しでも競技に近いフォームで体幹を鍛えている、とのこと。近年の気候変動は温暖化の一言では説明がつかないが、暑すぎるマラソン以上に、そもそも雪が降らないとできないウィンタースポーツはもっと深刻だ。

怪しげな黒煙 笹目橋から上流を見る

雲がなければ左手に富士山が見えるのだが今日は見えない。右手にずっと怪しげな黒煙が見えていたが、火事だろうか。そのわりにはウーカンカンが一切聞こえなかった。今どきこんないかにも有害そうな煙を出している工場もないと思うが。東JR武蔵野線で折り返し、笹目橋で左岸に渡り、戸田競艇場・漕艇場を左手に通過する。大学のボート部だろうか、練習中のエイトを抜いて、へへと思っていたら、DHバーをつけたS-Worksのエアロバイクが後ろについていた。おいおい、さっさと抜けよ、と思いつつ少し意地になってペースを上げてしばらく頑張ってみたが、長くは続かない。前に出たS-Worksに飛びついてみたが、すぐに千切れてしまった(笑)。

マイペースで帰宅する。

前回のセンチュリーライドの前に入手したViprosのKeiten(軽転)は残念ながら期待したほどではなかった。というか、期待外れ。走り始めは確かに「塗布した直後から極めて薄い耐高荷重潤滑被膜を形成しますので、乗り出し(初期動作)からスムーズな潤滑性能を体感いただけます」の謳い文句通り、回転も変速も「お、これはすごい!」と体感したが、その性能は長続きせず、後半は明らかにその滑らかさが鈍くなった。また、汚れが少ないこともセールポイントだが、かなり汚れる。リアホイールのスポークにも飛び散っている。もちろん、注油した後、走り始める前に、ボロ布で余計な油を拭き取っているのに。これならホームセンターで売っているKUREの高いほうの潤滑油で十分のような気がする。

いずれにせよ、とにもかくにも、C59との語らいはいつも楽しい。

本日の走行距離  71.90 km
累積走行距離   1405.81 km
寄付予定額    14,058.10 円