今シーズン、「坂」という点では、下栗の里秩父のけっこうハードな坂を走ったような気がして、八ヶ岳を走りそびれてしまった。今から八ヶ岳はもう寒いので今シーズンはなしとなりそうだ。距離としては江戸川の120kmが最長である。真冬になるまでに霞ヶ浦を走っておくかと5:00に家を出て6:30に霞ヶ浦大橋のたもとにある道の駅たまつくりに到着。トイレを済まして、C59をセットアップして7:00にスタートするつもりが、なぜかAA63がこちらに向かっているようなので、AA63を待ってスタートすることにした。

早朝の霞ヶ浦大橋

AA63のハッチに強引に横に積んでいるせいか、ALPSのブレーキの位置がなんかおかしい。ワイヤーとブレーキシューの位置を再調整してなんとか走れる状態にして8:00過ぎにスタート。

快晴の秋晴れに気温はむしろ温かいくらい、そしてほぼ無風。絶好のサイクリング日和にまず霞ヶ浦大橋から北を反時計回りに走る。朝の澄んだ空の向こうに見える筑波山がかなり近くに感じられるようになった頃からなんとなく風も出てきたが、穏やかな天候。その割には自転車が少ない。あっと言う間に橋から北の35kmを走り終え、ALPSは駐車場に戻り、C59はそのまま橋より南を単独で走り続ける。

筑波嶺の 峰より落つる男女川 恋ぞつもり 淵となりぬる 

10:00頃より急に向風を感じるようになってきた。気温が上がると水面温度との差で風が発生するのだろうか。50kmくらいまでは快調に飛ばしていたのに、急に脚が回らなくなってきた。ALPSとは時速22kmで走っていたので、時速30km巡航で残りを走るつもりが、ペースが上がらない。なぜだ!?最近忙しくて寝不足だからか!?

いや、そんなことはどうでもいい。穏やかな秋の一日、C59とポタリングするだけでも楽しいではないか。そうだ、予科練記念館に立ち寄ろう。自衛隊の射撃学校の隣にある予科練記念館には回天と零戦の実物大模型が展示されている。先の大戦で日本を必死で守ろうとしてくれた英霊たちに心の中で掌を合わす。

すれ違うロードレーサーも増えてきた。S-Worksのエアロバイクのトレインに追い抜かれる。一瞬後ろにつこうかと思ったが今日は無理。というか、絶好調のときでもあのスピードにはつけないだろう。背中のポケットに入れた一口羊羹やプロテインバーなど、ちゃんと補給をしながら走っていたが腹が空いてきた。最南端あたりのセブンイレブンでトイレ休憩して、肉まんを食べて復活(ホントのことを言うと串の唐揚げも食べてしまった)。

さて、残りは何kmだ!?AA63が一緒に飯を食おうと言っていたが想定以上に待たせていることになる。鹿島神社など海の方にドライブに行って戻ってくるのか、道の駅で珈琲を飲みながら読書をしているのか、車の中で昼寝しているのか。今日もまたメロスになって走り続ける。やばい、ふくらはぎと太腿がピクピクしてきた。走りながら軽く揉む、ギアを軽くする、そして走り続けるしかない。

おーっ!!遠くに霞ヶ浦大橋と道の駅の展望台が見えてきた。今日の大半は強くはないがなんとなくの向風を感じながら走っていたが、ここへきて若干の追い風、否、神風が吹いてきた。ここぞとばかり時速30kmにペースを上げて、ラスト10kmを走り切ってゴール!!

計131kmは今シーズン最長であり、MAXヘロヘロであるが、なんとも楽しいC59との霞ヶ浦一周であった。想定よりかなり遅れて15:00を過ぎてしまったので、飯を食わず、AA63が待っている間に買っておいてくれた佃煮と共に帰路につく。トイレ休憩の守谷SAで茨城の銘茶「猿島茶」を買い、渋滞のなか夕焼けをバックに富士山のシルエットを遥拝する。

本日の走行距離  131.06 km
累積走行距離   1173.11 km
寄付予定額    11,731 円