「明日に向かって走れ!!Riding with COLNAGO C59」と銘打ちつつ、最近、週末の天気が悪かったり用事があったり、C59に乗ることができない。Scanの画質が悪い過去の写真をPhoto Galleryとしてアップしてお茶を濁している。Photo Gallery自体はこれからも続けたいが、やはりこのへんで自転車ネタをひとつ。
四半世紀にわたり大切に乗り続けた三連勝のギア比(アウター50とインナー40、フリーは23までだったかな)では、ぼくに誘われて乗り始めて間もない先輩のCOLNAGO M10に峠で置いて行かれる。三連勝を今どきのコンパクトドライブにできないか、色々考えたが、フロンディレイラーの台座が直付けなのでどうしてもフロントディレイラーの位置が合わない。悩んだ末に、ついに今どきのカーボンフレームにコンパクトドライブのCLX3.0を購入することにしたのが2011年。
昔なら手も足も出なかった憧れのCOLNAGOのエントリーモデル(CLX3.0)が、台湾生産のせいかぼくでもなんとか頑張って買える時代になった。そもそも昔のクロモリでハンドメイドの時代はエントリーモデルなどなく、すべてがひとつずつ手作りの masterpiece 高根の花だった。
2011年12月、ついにCOLNAGOを手に入れて、寒さにも負けず走り出した。しかし、その頃よりしばらくして、パソコン仕事のし過ぎで頸(くび)の具合がおかしくなり、且つ数々のパワハラに堪えながら心身ともにボロボロになり、遂には3ヶ月の自宅療養を強いられた。それから約3年は前傾姿勢のきついロードレーサーもドクターストップとなる。
ようやく2016年頃より、頸の調子が良くなり、2017年には転職して職場環境も良くなったので、恐る恐るCLX3.0に乗り、荒川や江戸川のサイクリングロードを少しずつ距離を延ばして走る。房総は久留里の山間部を走る。職場近くのジムで筋トレして落ちた筋肉を回復する。江戸川で100km走れるようにまで回復した。霞ヶ浦130kmも走れるまで回復した。
2019年、頸を痛める前よりも走れるようになってきたような気がしてきた。しかし、八ヶ岳を走るまでは完全復活したとは言えない。
そろそろいけるか!?
9月22日に行くつもりだったが、台風の影響で天気がはっきりせず断念。翌週の9月29日も予報では曇と雨がころころ変わる状態だったがこれ以上寒くなる前に走りたいと予報を無視して朝5時に家を出て中央道から道の駅小淵沢~天然温泉延命の湯に到着する。
八ヶ岳は美しい秋晴れ!! Ghisalloの神は我に味方せり!!
距離は約50kmと短いが、永遠と思われるような激坂を登りきり、時速50km超で下る。以前と同じコースを明らかに以前よりも軽く走破することができた。
2019年9月29日 完全復活宣言!!
その後もCLX3.0を大切に乗り、2020年6月、ついに憧れのC59に辿り着いた。
通常「C」はコルナゴ創業年に合わせてフラッグシップとしてネーミングされる。
1954年 COLNAGO創業
1989年 C35(35周年)
1994年 C40(40周年)
2004年 C50(50周年)
2011年 C59(伊150周年)
2014年 C60(60周年)
2018年 C64(64周年)
C59は2011年にリリースされているが、59周年記念ではない。なぜなら1954に59を足したら2013年になってしまう。2010年からツールドフランス等に実践投入され、市販は2011年のようだ。それならなぜC57にならなかったのだろうか。2011年のイタリア統一150年を記念してリリースされたと言われ、だからC59の後ろに「ITALIA」がついているが、C150でもない。
COLNAGOの創業者であるErnesto Colnagoは選手として活躍し始めた1951年にレースで大けがをして現役続行を断念する。1954年に自らの名前COLNAGOを冠したショップを開業し、ここが創業元年となるが、実は1952年に北イタリアのCambiagoという街で自転車の製造・修理の下請け業を開始している。
なるほど!!
C59はイタリア統一150周年の年に、Ernesto Colnagoが選手を諦めて自転車を提供する側に転向した元年から59年目を迎えたとしてリリースされたのだ。つまり、このC59だけがCOLNAGO創業元年の1954年基準ではなく、Ernesto Colnagoの自転車業元年である1952年基準なのである。
あくまでもぼくの推測ではあるが、C59は歴代の「C」と比べても特別な存在なのだ。
Forever COLNAGO !!
本日の走行距離 0 km
累積走行距離 857.37 km
寄付予定額 8573.70 円