ホームセンターでこんな入浴剤を見つけた「温泡こだわり桃」。これには抵抗できず、お買い上げ。

桃は缶詰でもフレッシュでも食べて美味しいが、実は古来より魔除けの不思議な力があると信じられてきた。伊耶那岐神が伊耶那美神に会いに黄泉国に行くが、伊耶那美神に「見ないでください」と言われたのに見てしまった伊耶那岐神は黄泉国の妖怪(?)に追いかけられる。黄泉国と現世の境である「黄泉比良坂(よもつひらさか)」で捕まりそうになる寸でのところで、近くにあった桃の実を三つ投げつけると妖怪が退散し窮地を脱する。

鬼を退治するのは桃から産まれた桃太郎である。たとえば、かぼちゃから産まれたかぼちゃ太郎では鬼を退治する魔力はない。鬼は外~の掛け声で投げるのは本来は「豆」ではなく「桃」であるはずだが、桃は高価なうえに、家の中の後始末が大変なので、扱い易い豆で代用している。

ついでにいうと、桃太郎が鬼退治に連れて行くのは犬、猿、雉だが、これを方角に当てはめるとちょうど「裏鬼門」に位置する。つまり、12の干支は年を数えるだけではなく、12の方角を表す。鬼門といわれ、邪鬼が入る北東は丑寅(うしとら)の方角で、それを封じるの裏鬼門は南西であり、申酉戌(さるとりいぬ)である。

5世紀の中国大陸で活躍した詩人、陶淵明が『桃花源記』の中で描く理想郷には桃が多く生え、そこから「桃源郷」という言葉ができたらしい。

陰陽師として不思議な力を発揮した安倍晴明の邸宅跡である晴明神社には大きな厄除桃がある。豊受大神を祀る元伊勢のひとつ、眞名井神社で稀にしか授かることができない特別な御守は桃の図柄があしらわれている。

岐阜県の関ケ原に桃配山(ももくばりやま)という小高い山がある。672年の壬申の乱の際に、大海人皇子(後の天武天皇)が陣を張り、兵に桃を配り士気を高め、大友皇子に勝利したという伝説。そして、1600年の関ケ原の戦では大海人皇子の勝利にあやかろうと徳川家康が陣を張った。

桃の御利益で首の懲りや筋肉痛もほぐれそうである。

投稿者

Seiji

三連勝 3RENSHO に四半期乗り、COLNAGO CLX3.0を経由して、COLNAGO C59に辿り着きました。そして最近、一度は手放した三連勝を再び手に入れました。C59と三連勝であちこち走る様子をお伝えします。

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