昨日は三連勝のリアディレイラーのシフトケーブルを交換したが、今日は久し振りにC59で出撃すると書いた通り、洗濯を済ませて9:45頃に家を出た。富士山がよく見える冬の澄んだ青空に風もなく、絶好のサイクリング日和となり、心も弾む。

しかしっ!! 5kmも行かないうちに、あれあれ~なんだこれは!?とトラブル発生。ペダリングしながら脚を止め、また漕ぎ出すと、何回かに1回、スプロケットが空回りするのだ。たとえば、信号で止まって青になって再スタートしようと漕ぎ出すとスプロケットが空回りして、クランクが半回転から2~3回転するとまた嚙み合う。脚を止めてもスプロケットから「カチカチ」という小刻みな音が聞こえてこない。この現象は初めてだ。スプロケットの中のラチェット?爪?が破損したのだろうか。このまま「困ったときのなるしまフレンド」まで自走するか、いや、途中で爪が全損して、完全に空回りするようになったら二進も三進も行かなくなるし、レーサーシューズでは歩けない。自宅に戻り車に積んでなるしまフレンドに駆け込んだ。

やはりスプロケットの中でラチェットを正しい位置に押し上げる針金のような細いバネが破損していたようだ。峠を越えるときのパワーを受け止めていたとは信じられないほどの細いバネの値段は数百円だと言われて驚く(確かにただの針金と言えば針金なのだが)。こんな数百円のパーツが破損しただけで、数十万円、モノに拠っては百数十万円のロードレーサーが動かなくなるとはさらに驚きである。もちろん、スプロケット全とっかえとなると泣けてくるが、数百円のバネひとつで済むとはぼくのお財布には非常にありがたい。なるしまの敏腕メカニックが300円の路上パーキングメーターが終了するかなり前に修理を完了してくださった。

作業中に店内でROLLERBOYSという聞いたことがないブランドのリアディレイラーのプーリーを見つけた。アダプターでシマノの7~8速やカンパニョーロの9~10速などに対応するという優れモノだ。Santeのプーリーがかなりささくれていて美しくなかったので交換したかったのだが、12速が出てきた今、シマノ純正7速プーリーはなかなかお目にかかれないだろうと思って試しに買ってみた。

C59のスプロケットをすぐに治してくださったので帰宅してまだひとっ走りできるかと思っていたが、急に風が強くなってきた。地元のガソリンスタンドに寄ったときに「この強風は無理」と悟った。実際、帰宅して江戸川サイクリングロードではなく家の周りを軽く走ってみたら、向風は時速16kmをキープするのが精一杯レベルの強風で、横風は怖いくらいである。

穏やかな天候に喜んで関宿城まで走って、復路は強烈な向風の中ただでさえ前に進まない状況でこの空回りが発生していたらと思うと恐ろしい。最近、三連勝ばっかり乗っているからC59がヘソを曲げたのかと一瞬疑ったが、逆にC59が「おいおい、このまま走ってたらヤバイぞ、今のうちに引き返してなるしまフレンドに行け」と教えてくれたに違いない、うん、きっとそうだ。ありがとう、C59!!

そして、C59で走りに行かなかった時間で、Eva Cassidyを聴きながら、三連勝のSanteのプーリーを早速交換してみた。作業自体は六角レンチでネジを2個外して、プーリーを入れ換えるだけの簡単な作業。交換してペダルを手で回してみただけでかなり軽くなったような気がするが、まさかこれくらいでそんな変わるはずがない、暗示にかかっているだけであろう。いや、本当に抵抗が少なくなっているような気がする。自分でできることは自分でやって、難しいことはプロに任せる。C59も三連勝もさらに愛おしくなった。

今日の走行距離は結局9.69kmのみで、これをカウントするべきかどうか迷ったが、趣味で走った距離には変わりないので加算する。

本日の走行距離  9.69 km
2024年7月26日からの走行距離 1290.07km
寄付予定額  12,901円
2020年7月26日からの累積走行距離 9033.08 km
(Los Angeles を通過して +219.08km)
(South Carolina まで残り 2158.92km)