週末は土曜日が天気が良くて、日曜日は曇りの予報だったが、土曜日に都内に用事があったので、ついでに六本木のFUJIFILM SQUAREに行ってみた。中古で買ったX100Fのコントロールリングの動きが悪いので、秋葉原のヨドバシカメラの修理コーナーに相談したら、2014年発売開始のX100Fはもう修理対象外だと言われた。フジフィルムのサービスセンターに直接持って行ったほうが良いですかと訊いたら、そもそもフジフィルムのほうで修理対象外なので、ヨドバシカメラでもお受けできないという理屈らしい。なるほど。

Fujifilm X100F F5.6 1/210 ISO800

しかし、フジフィルムの修理窓口なら、正式には修理対象外でも、経験則からこのような症状について何かアドバイスをいただけるかもしれないとダメ元で訪ねてみた。開店して間もない時間だったので来訪者はぼくとトライアルサービス(つまりレンタル)に来られた若い女性だけだった。店員さんも二人だったので、ゆっくり対応してくださった。事情を説明し、古いからと修理対象外というのはおかしいのではないか。古くなったからこそ、よく使ったからこそ修理が必要なのであって、修理対象となる新品から数年なんて、逆に修理なんか必要ない、つまり、うっかり落としてしまったなどを除けば、フジフィルムのカメラが2~3年で修理が必要になるはずがない。メーカーとしての姿勢が間違っているのではないか。

Fujifilm X100F F2.8 1/1000 ISO800

と、言ってもしょうがいないことを敢えて、フジフィルムのカメラが好きで使い続けたいからこその気持ちとして、丁重に申し上げたら、その店員さんは、お客様のおっしゃる通りではありますが、交換部品などの在庫保管の問題などいつまでも修理対象とするのが難しいと想定内の説明である。ぼくは長らく40年前の車(AE86)を大切に乗っていたのでメーカーのその理屈は知っているが、人気のある旧車の場合は、メーカーが修理対象外にしても町のショップがオリジナルパーツなどを開発して修理や良い意味で改造してくれる。しかし、デジカメはなかなかそうはいかない。その店員さんは2016年発売開始のX-Pro 2をお持ちで(現行モデルはX-Pro 3)、間もなく修理対象外になるので、自分も今後不安であると打ち明けた。その店員さんはX10もお持ちのようで、結局、カメラ好きどうしで話が弾む。調子に乗って、ぼくはX100シリーズは「F」が一番好きで、最新の「VI」は金があっても買いたくない、なぜなら「V」までは日本製だったのに、「VI」から〇国製になったからだ。しかも、このような高性能デジカメは軍事転用技術ではないのか!?と指摘しておいた。

Pixel 7

前置きが長くなったが、結論としては、その場でできる清掃をしてくださってコントロールリングの動きが見違えるほど良くなった。ぼくは大変ご機嫌で店を後にした。素晴らしい店員さんの対応に心から感謝申し上げたい、ありがとうございました。

あっ、wifiでスマホに上手く転送できないことについて訊くのを忘れた。
またこんどお邪魔しよう。