何年振りかにOLYMPUS OM4TiBで撮影したC59の写真をアップしてきたが、今日はその第3弾。C59のダウンチューブ下の「COLNAGO」も好きなポイントである。スマホのデジカメでは上手く表現できない背景の「ボケ」を使いたかったので、自慢のZuiko 100mm/F2.0のF2.8で撮ってみたら、ちょっとボカし過ぎた。F5.6あたりで、もう少し被写界深度を確保したほうが良かったようだ。

デジカメと違ってフィルムは現像してみないとわからないので、余裕があれば、絞り値を変えて何通りか撮って、その中からベストショットを選びたいが、24枚撮りのフィルムを使っていたのであまり余裕がなかった。それよりも、レンズの焦点距離と絞り値から割り出される仕上がりが上手くイメージできなくなっているのだと思う。

デジカメが普及する前は、フィルムも各種あって楽しかったが今は選択肢がない。フジフィルム自体がデジカメを作っている、しかも、かなり魅力的なデジカメであるから、しょうがない。ポジ(スライドフィルム)はフジフィルムのVelvia50をよく使っていた。今でも生産されているが昔より高くなっている。派手な発色のVelviaに対して、自然な発色のコニカの森羅も好きだった。ネガだとコニカのインプレッサ50が好きだった。OM4はシャッタースピードが1/2000秒なので、Zuiko 50mm/F1.2や100mm/F2.0を開放値近くで使うには感度50は重宝する。

シャッタースピードといえば、コニカのHEXARも好きだったが、1/250秒までしかなかったので、せっかくの明るいレンズを有効に使うのが難しかった。しかし、HEXARレンズがツボにはまった時のあの描写は背筋がゾクッとするほど美しかった。HEXARがモデルチェンジしてシャッタースピードが上がり、レンズ交換式になったが、残念ながら購入する余裕はなかった。

スマホのデジカメではない「ちゃんとしたカメラ」で再び撮りたくなってきた。ひとつ前に使っていたスマホのデジカメは被写界深度を調整できる機能があったが、小手先だけの誤魔化しのため、たとえば、スポークの間など、細かいところはボカすことができず不自然な描写になっていた。電子的にボカすのではなく、光学的にボカすことができる「ちゃんとしたカメラ」が欲しい。

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