心を込めて磨きました

これなしでは年を越せないと言っても過言ではない競輪GPは、今年1年でもっとも活躍した9人の選手が一発勝負で賞金1億円を奪い合う。いつも立川や京王閣で生観戦したり、松戸の場外で引退した人気選手のゲスト解説を聞いたりするのが年末の楽しみだった。

今年の平塚も仲間と一緒に生観戦する予定だったが、〇〇ウイルスのせいで地元民だけの限定公開なってしまった。しょうがないから川﨑の場外に集合しようかと話していたが、結局それも断念。今年はぼくの好きな選手は誰一人乗っていないので、強いて言えば脇本雄太(福井94期)は応援しているが、まぁいいかと家でTV観戦。

穴狙いのぼくはどんなメンバーでも4-6-8(ヨーロッパ)に投票しておくのだが、そういう意味では昨年の佐藤慎太郎(福島78期)に続いて今年の和田健太郎(千葉87期)も4番車というのは興味深い。3連単で22万円もついていたが、いずれにせよぼくが投票するような組み合わせではなかった。4番車の「たろう」が続いているので、来年のGPは原田研太朗(徳島98期)が4番車で優勝すれば大穴になりそうだが、そもそもGPに出場するほど、研太朗は活躍するだろうか。

ご存知ない方のために補足すると、昔の競輪では4枠(4番車と5番車)、5枠(6番車と7番車)、6枠(8番車と9番車)という枠番があって、4番6番8番に9人のなかでも競争得点が低い(弱い)選手が割り当てられていた。だから、4-6-8で決まると高配当になったのだ。

GPが始まるまでにお気に入りのJazzを聴きながら、感謝の気持ちを込めて一生懸命愛車を磨いた。今年の6月に憧れのC59を手に入れて以来走りまくった半年だったが、記録をつけ始めた7月26日以降1651kmも走っている。年始の走り初めは決めていないが、来年も自由に自転車に乗れる平和な日々が続くことを祈る。