よもの海 みなはらからと思ふ世に
など波風のたちさわぐらむ
(明治天皇)
天皇誕生日は戦前は「天長節」と呼ばれ、お隠れになると〇〇節となる。11月3日の文化の日は本来は明治節、つまり明治天皇の誕生日である。戦後のGHQにより日本古来の伝統や精神を根絶やしにしようとする中で、文化の日と変えられてしまった。戦後80年、もう明治節(あるいはせめて明治の日)に戻しても良いのではないか。4月29日はみどりの日から昭和の日に変更したのだから。

今日は晴天ではあるが、風が強い。まさに「天気晴朗なれど波高し」である。日露戦争の日本海海戦において秋山真之作戦参謀が本国に送った電文は「皇国の興廃この一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」と続く。今、我が国は建国以来最大の危機に直面しているのではないか。

あえてスマホは使わずにカメラ片手に帝釈天を散策してみた。外国人観光客に混ざって可愛いおべべを着せて七五三の記念写真を撮る家族連れも多く、日本の伝統が守られていると安心する一方で、鐘が雲水が突くのではなく機械仕掛けなのは興覚めである。
結局、帝釈天ではいい写真が撮れず、その前後に撮ったもの。