
2月22日がなぜか「にゃんにゃんネコの日」というのはどうでもいいとして、2月23日は天長節、つまり今上陛下の誕生日である。我が国の弥栄を願いつつ、朝の7:30スタートで房総半島の山間部を走ってきた。今回のコースは昨年2回ライドツアーに参加させていただいたCycling Friendsが5月に予定している中房総の水田と隧道巡りを参考にさせていただいた。

海の向こうに富士山が見える上総湊港海浜公園の駐車場に停めさせていただき、気温2度でスタート。つま先はカイロとシューズカバーで大丈夫だったが、指先は手袋二重でも寒い。走っているうちに暖かくなり、所々、春を感じさせる。棚田は当然まだ水もなく枯れた状態であることは承知の上だが、田植え後にあらためて走りたい風景である。

朝の駐車場で数人、グラベルロードの人と言葉を交わしたが、林道は完全に落ち葉や枝に埋もれて舗装路が見えないような区間があり、なるほど、これはグラベルロード向きだと思ったが、C59でもなんとか走り切った。
田園風景の中に小さな鳥居を見つけた。「大川西 八雲神社」という立札以外は由緒書きがない。鳥居の後ろの階段を上がってみたかったが、レーサーシューズでは諦めた。

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに
八重垣つくるその八重垣を
日本最古とされる素戔嗚尊の和歌を連想し、どのような由緒があるのか、帰宅後に検索してみると鋸南町の佐久間ダムの近くに北極星を祀る八雲神社があるようで、その分院だろうか。残念ながら素戔嗚尊との関連は見つけられなかった。

県道34号長狭街道に出た。どうやら駅伝をやっているようで、沿道に人がいる。このへんではすでにランナーはばらけて、数百メートルにひとりいるかいないかくらいである。車がゆっくり安全に追い越せるように道路の左端を走るランナー。逆に後ろに車を数十台も引き連れて道路の中央をたったひとりで走り続けるランナーはある意味滑稽であった。ぼくと逆方向で良かった。

今まで何度も訪れた大山千枚田は水が張っていない冬枯れ状態にもかかわらず駐車場はいっぱい。休憩中のローディが数人、ひとりがCHERUBIMだった。

残り15kmくらいで、事前にGarminに入れたルートの一部が通行止めになっていた。しょうがないので、一番迷いそうにない長狭街道から保田漁港に出て、海岸線を北上して上総湊に戻ることにした。驚くことに夏でもないのに車が数珠つなぎ。路肩をゆっくり進む。遠くに東京湾観音が見えてきたらゴールは近い。朝は見えていた富士山がもう霞んでいた。
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本日の走行距離 81.63 km
2024年7月26日からの走行距離 1544.49km
寄付予定額 15,445円
2020年7月26日からの累積走行距離 9287.50km
(Los Angeles を通過して +473.50km)
(South Carolina まで残り 19040.50km)