2023年7月17日（月） 海の日に白馬村へ

昨年の海の日は荒川200kmライドにチャレンジしたが、今年の海の日は念願の白馬村ライドを決行。本当は3連休の土曜日か日曜日に走って、月曜日にゆっくり編集したかったが、白馬村の天気予報がスッキリせず、全面的に晴れ予報の月曜日に行くことにした。

朝4時に家を出て、渋滞なく順調に白馬村役場に到着。早速、C59を降ろして走ろうとしたが、なんと！！　GoProにmicroSDカードが挿入されていなかった。いつも128GBを挿しっぱなしなのだが、データが溜まってきたから抜いてPCで削除作業をしたのをすっかり忘れていた。でも、慌てない慌てない、近くのコンビニで最近はすっかりお手頃価格になった64GBを念の為2枚買って1枚を挿入。コンビニって本当に convenient だ。レジのおばちゃんが自転車姿のぼくに、「今日は晴れて良かったね、昨日は雨降ったのよ、暑いけど頑張ってね」と言ってくださった。こういうちょっとしたコミュニケーションが嬉しい。

いざ出撃！！と思って走り出したら、あら！？変速しない。なぜだ！？　以前、Ultegra Di2の接続が外れていたことがあったが、すべてちゃんと刺さっている。まさかと思いつつ、LEZYNEのサイコンでDi2の充電を確認すると、なんと！！ゼロになっているではないか。今日の為に、数日前に充電したはずなのに。これには慌てた。変速なしでこの白馬の山は走れない。ち～ん、終わった。

前日、当日朝にも確認すべきだった。4時に家を出て、高いガソリン代と高速代を使って、白馬村まで来て走れないなんて・・・。せっかくだから、行きたかった青鬼集落や白沢洞門や木崎湖を車で巡ってみるかと一瞬思ったが、ダメ元で、白馬村周辺にロードレーサーを扱う自転車屋がないかスマホで検索してみた。

純粋な自転車屋ではなさそうだが、宿と本格ロードレーサーによるサイクリングツアーをやっている「流星花園 x BIKE TERMINAL」を見つけた。電話で事情を説明したら、同じ年式のDi2の充電器をお持ちのようで、取り敢えず、持ってきてくださいと言ってくださったので、再度、C59を車に積んで数キロ先のお店に移動。

台湾ご出身のオーナー、傅さんがお持ちの充電器がぼくのDi2と同じ型だったので、約2時間、60%まで充電してくださった上に、店内で待っている間、自家焙煎の美味しい珈琲と共に周辺の見所をいっぱい説明してくださった。店内にいくつか小物も売っていたが、お店オリジナルのサイクルジャージを感謝の気持ちも込めて購入することにした。傅さんは「そんな気を使わなくても大丈夫ですよ、自転車乗りどうし、困ったときは助け合うのが当然ですから」と言ってくださったが、ツール・ド・フランスの山岳賞ジャージの赤丸のふたつをハートとリンゴにデザインしたジャージが気に入ったので、いずれにせよ、購入させていただいた。そして、お言葉に甘えて、村役場駐車場に戻ることなく、お店に車を置かせていただいて、予定より3時間遅れで走り出した。

まずは青鬼集落を目指したが、国道406をなぜか反対方向に走っていて気がついたら2番目に行くつもりだった白沢洞門に到着していた。行ったり来たりで時間と脚を多少は無駄にしてしまったが、あらためて青鬼集落へ向かう。青鬼集落は住人を誰一人と見ることがなく、廃村かと思われたが、田植えはされていた。遠くに白馬のスキージャンプ台が見える高台にある棚田の風景は、激坂をひ～ひ～言いながら頑張って登ってきた甲斐があった。

野平の一本桜にも行きたかったが、朝のスタートが遅れたので、諦めて次に木崎湖に向かう。途中の県道の路肩が粗く油断すると車輪が取られて転倒しそうだった、且つ、車も多くて怖かったが、順調に青木湖と中綱湖を過ぎて、小熊山に入っていく。山の中にあるパラグライダーの離陸場が木崎湖を見下ろす絶景ポイントなのだ。覚悟はしていたがLEZYNEが勾配21％を示すなど、かなり厳しい坂を登り切り、眼前に広がった木崎湖を見下ろす景色は筆舌に尽くしがたく、疲労も吹っ飛んだ。

山を下り、再び県道を走り、薄暗くなってきた19:00頃、お店に到着。走行距離は94.6kmであるが、山の中で何度もGPSをlostしていたので、今日はキリ良く100kmとしておこう。獲得標高が1702mとアップダウンが激しいかった分、達成感は最高潮に達した。傅さんは所用でおられなかったが、C59 を車に積み込んでいるときに若いスタッフが差し入れてくださったLOHASシャインマスカット味は最高に美味かった。

動画はこちら

絶景ライドだけではなく、トラブルのおかげで楽しい出会いがあった白馬村。
また訪れたい。

Thanks to Mr. Fu Masanori, Meteor Garden x BIKE TERMINAL, this fabulous cycling was achieved. I really appreciate his great kindness.