今日はオリンピックのKEIRINで脇本雄太(福井94期)が初の金メダルを取る瞬間を見て、明日、乗鞍に行く予定だったが、この連休中の乗鞍の天気予報は本日のみが晴天だったので、脇本が金を取ることを確信しつつ、朝の3時に起きて、3時半には高速道路に乗った。オリンピックの交通規制が始まる前に、中央道に乗ったのは良かったが、首都圏は台風の影響か、土砂降りで70km/hが精一杯。小淵沢あたりから小雨になり、松本ICで降りる頃には予報通り快晴となった。Ghisalloの神様に感謝。
乗鞍観光センターの駐車場には7:30頃到着したが、すでにかなり埋まっていた。頂上の長野と岐阜の県境、畳平までをピストン輸送するシャトルバスの起点になっていて、観光客や登山客も多い。ここから5km先にある第2駐車場から先はマイカー乗り入れ禁止になっている。7月23日の渋峠は車とオートバイが多くて辟易したが、乗鞍は自転車の聖地である。
8時過ぎにスタート。乗鞍ヒルクライムの公式Webページのコース図によると、標高1460mの駐車場をスタートして、20.5kmを平均勾配6.1%で登って標高2720mの畳平にゴールする。渋峠は国道最高地点だが、乗鞍は舗装道路の最高地点、つまり、MTBでオフロードに入ればもっと高くまで行けるが、ロードレーサーで走れる最高地点である。
今日も無理せず軽めのギアで登っていく。実は8月1日ライドで写真を撮っているときにC59を倒してしまって、リアエンドが微妙に歪んでしまったので、昨日、なるしまで歪み修正とついでにリアホイールのグリスアップ、そしてリアブレーキのインナーワイヤーを交換してもらった。そのせいか、いつもより軽く回るような気がする。そして引きが軽くなったリアブレーキは、20kmにおよぶ下りで効果を発揮して、指が疲れることはなかった。基本的にはなんでも自分でメンテナンスできるつもりだが、やはりいざとなったらなるしまである。
途中の写真撮影や工事による片側通行の信号待ちで何度か立ち止まったが、約2時間で畳平まで登り切った。ヒルクライムのチャンピオンは1時間を切るらしいが、比べてもしょうがないし、自分なりに良く登れたと思う。ぼくが追い抜いた若いグループがぼくのふくらはぎを見て「おっ、すごい筋肉」と言った声が聞こえた(うふふ)。畳平でシャッターを押してくれた若いにいちゃんに「失礼ですがおいくつですか」と訊かれて53ですと答えると「えっ!?」となっていた(ガハハハ)。うんうん、53歳のおっさんがよく頑張ったと思う。
多くの日本人選手が数々の苦難を乗り越えて、日の丸を背負って、最多の金メダルを獲得したように、今日はぼくも自分に金メダルをあげていいと思う。きっと脇本も今頃、悲願の金メダルを獲得していることだろう・・・。と思っていたが、結局、メダルには届かなかったようだ。日本の競輪が元となっているKEIRINは、世界選手権(1987年)で本田晴美(岡山51期)が金メダルを取ったのみで、それ以降、世界選手権でもオリンピックでも金メダルがない。KEIRINの金メダルは次回のお楽しみということで引き続き競輪で脇本を応援しよう。
本日の走行距離 42.4 km
2021年7月26日からの累積走行距離 154.10 km
寄付予定額 1541 円
2021年1月1日からの走行距離 1798.60 km